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さらなる住宅の進化をめざして
私たちは、これまでの在来木造工法の改良を中心テーマとして取り組み、十分な成果をあげることができました。さらに私たちは、「良質の住宅をより安価に」を理念として、2×4(ツーバイフォー)工法なども含め、木造住宅の全般的な技術開発に取り組んでいます。さらなる住宅の進化をめざして、新たな成果が実りはじめました。現在取り組んでいるテーマのいくつかをご紹介します。
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新在来木造構法を提案したのは10年前になります。その間、全国の大工からのフィードバックを得ながら、きめ細かいノウハウを蓄積し、さらに改良を進めてきました。より施工が容易で、手間のかからなく、且つ、安定した高性能を維持できる工法へと研究開発を進めています。これらの成果は誰もが活用できるようマニュアル化して公開しています。
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ツーバイフォー工法住宅は、北海道では高気密工法が確立していますが、本州では不十分です。発泡プラスチック断熱材を使った外張り工法も、工法的にまだ完成されているとは言えません。その他、特に本州では、メーカー主導型の各種工法が宣伝されていますがその多くは、コストが高く、且つ、性能が不十分なものが多く見受けられます。これらの工法を第三者機関である大学研究所と共同で評価して改良提案していきます。
※例えば、ツーバイフォー工法は比較的容易に高気密化が可能と言われていますが、本州では北海道程には気密化工法が普及していません。
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在来木造住宅を含め、日本の住宅工法は、省力化・合理化されていくのが時代の必然的な流れとなっています。この流れの中で、大手メーカーの力は大きく、結果として住宅の価格が高くなっていくことが懸念されます。日本中どこでも、大工・工務店が建てられ、在来木造の良さを生かした自由度があり、且つ、新在来木造の高性能を保持したパネル工法システムを開発しています。
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性能の低い住宅でのエネルギー浪費が、地球環境問題として取り上げられるようになりました。私たちは、省エネ・省資源をテーマの一つとして、研究をスタートさせています。具体的には、住宅の熱性能をさらに上げ、太陽エネルギーを暖房に、夏の夜間冷気をクーリングに活用し、限りなく少ないエネルギーで住まいを快適にする総合技術の開発です。
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高断熱・高気密住宅は、本州の高温多湿地域には適さないという声があります。実際は冬暖かく、夏涼しい快適な住宅に多くの人々が満足しています。過去3年に及ぶ、本州での住宅温度調査をもとに温暖地にあった快適な住まいのデザイン手法をまとめています。
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在来木造工法は、ツーバイフォー工法に比べて耐震性や耐火性が劣ると言われています。これは、事実です。しかし、少し改良することで、在来木造でも全くツーバイフォー工法と変わらない耐震性や耐火性能を持った住宅をつくることができるのです。新在来木造の性能を保持しながら、実質的な耐震性、耐火性の向上する技術仕様をまとめています。
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高断熱・高気密住宅の工法によって、省エネ・快適性の向上と同時に、住宅内部での結露が追放された結果、住宅の構造体である木材が本来の長寿命を取り戻しました。人体に大きな影響を及ぼす有害な防腐・防蟻材に頼らなくても100年の耐久性が得られるようになりました。私たちは、その上に立って、100年使える家とは、どんな家であるべきかを考えます。
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高齢者対応の重要性がクローズアップされています。誰もがやがて高齢期を迎えますから、他人事ではない重要なテーマです。最近色々な高年齢対応の設計手法が提案されていますが、まだ高齢者が住んでいない時期に過剰な設計をすることは、無駄があると考えます。しかし、いざという時にどうやって対応するかを考慮して、最低限の対応を建築当初から考えて設計する必要があります。私たちは、実践を通して蓄積した知恵を生かして、現実的な手法を模索しています。
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自分の手で建てる家、何十年もかけて住み手になじんでいく家・・・。住宅展示場にみられるような豪華な家とは異なるシンプルでローコストな住宅づくりも模索しています。パネル工法(Precut Frame & Panel)をベースに、内装省略で、ローコストな広いスペースをつくり上げ、後は自分の手で仕上げていく、そんな考え方の住宅です。